Staff interview社員紹介 / インタビュー

  • 品川リフラクトリーズとの
    出会い~入社まで

    品川リフラクトリーズとの出会い~入社まで

    大学ではセラミックスの研究をしていました。
    先輩方が窯業や鉄鋼業界に就職する人が多かったため自分も自然とその業界に興味を持ち、業界研究や就職活動を進める中で耐火物業界を知り、品川リフラクトリーズを見つけました。

    他社も含めて比較検討しましたが、品川リフラクトリーズは明治8年創業で歴史があり長年培った技術の蓄積があること、耐火物業界のトップメーカーで海外展開もしていること、東京に本社があること、東証一部(現プライム市場)上場であること等、この会社での仕事を通じて成長できると考え、入社を決意しました。

    振り返って考えると、出身地から近い岡山にも多くの生産拠点があって親近感が湧いたのも理由の一つかもしれません。

  • 入社から現在まで

    入社から現在まで
    • 2011年 技術研究所 第1研究部 第1研究室(転炉・電気炉用れんが担当)
    • 2015年 岡山製造部 技術室(転炉・電気炉用れんが担当)
    • 2017年 Shinagawa Advanced Materials Americas出向
    • 2021年 岡山製造部 第1製造室(転炉・電気炉用れんが担当)

    最初に配属された技術研究所では、転炉や電気炉向けマグカーボンれんがの開発を担当しました。
    技術研究所の試作設備を使って自分自身でれんがを作り、既存設備や実機環境を模したオリジナルの設備を使って、作ったれんがの評価を行いました。
    試作を繰り返してラボ評価で性能が向上したら、その材質を営業経由でお客様へ提案して、実機でテストを行います。
    実機テストではラボ評価と同じ結果とはならず、失敗することもありましたが、失敗から次の開発アイデアを得ることもありました。
    技術研究所での業務を通じて、耐火物製品や窯炉の基礎的な知識と経験が身についたと思います。

    次に異動した岡山製造部(現岡山工場) では、マグカーボンれんがの製造部署の担当になりました。
    生産性向上や新規製品の製造方法検討等の工場内の業務、お客様に納入した製品の使用状況確認等のアフターサービス、使用環境に応じた材質選定等の技術サポート業務を中心に行いました。
    技術研究所では材質開発が中心でしたが、工場では構造面や製造方法についても検討するようになり、また同じ炉でもお客様毎にご使用方法は様々で、操業条件に応じた材質を選定しなければならないため、応用力が身についたと思います。

    技術研究所や製造部では、入社して2~3年から海外出張へ行く機会が多くあります。積極的に立候補していたところ、ある日アメリカへの異動内示がありました。
    製造部からの海外赴任は品川リフラクトリーズではよくあるルートで、先輩方が続々と海外赴任されているのを見ていつか自分もと思っていたため、「とうとう自分の番が来たか」と驚きとワクワクが混ざった気持ちでした。
    海外で働いてみたい方は、海外出張のチャンスが有れば積極的に立候補された方が良いと思います。

    内示から渡米するまで3か月弱、元々週に1回社内で開催される英会話レッスンに参加していましたが、それだけでは足りないため、引き継ぎや引っ越し準備のかたわら大急ぎで英語の仕込みに集中しました。
    会社の費用負担で個別指導の英会話レッスンを受けましたが、仕事終わりに対面の英会話レッスンに通うのはなかなかハードだったことを覚えています。

    実際に渡米してみると、「最初は言葉と生活に慣れることが何よりも最優先」と、周りの方々の配慮を受けながら仕事をさせていただきました。
    むしろ大変だったのはある程度言葉や生活に慣れて落ち着いてからで、「言葉がわかるようになったからには期待される役割を果たしたい」という気持ちが自分の中で膨らんできて、自らプレッシャーをかけていたように思います。
    北米・南米の既存顧客への改善提案やアフターサービスの他に、新規顧客開拓や見積作成など新たに加わった業務もあり、国内にいた頃よりも業務の幅が広がったことへの苦労もありました。

  • 成長したと思うことは?

    成長したと思うことは?

    否応なしに一番成長させられたのは、コロナ禍のロックダウンです。
    日常の何もかもが不便になったことに加え、仕事でもお客様への訪問ができなくなり、一気に動きづらい環境になりました。
    それでも打開策を手探りで検討しながら、少しずつ前に進んでいけたことは貴重な経験になりました。
    ちょっとやそっとの事には動じない鋼のメンタルが身についたのも、今となってはありがたい収穫だと感じています。

  • 現在の部署ならではの苦労、
    楽しさは?

    現在の部署ならではの苦労、楽しさは?

    製造部門では、各部門が協力して適正な製品を納期通りに生産することが非常に重要です。
    これまでの業務経験を活かして、それぞれの部門の立場や事情を勘案しつつ、こまめに各部署とコミュニケーションを取って円滑な生産を行うための事前準備を怠らないようにしています。
    製品が滞りなく納期通りに出荷され、お客様先の実機使用でご満足いただけるパフォーマンスが得られた時にはひときわ達成感があります。

  • 今後の目標は?

    今後の目標は?

    現在、既存の製造プロセスの自動化・デジタル化を進めており、生産部門の基本となる生産性向上や品質安定化に役立つDXについて勉強しています。
    若い世代が多くなって、現場でのタブレット操作に抵抗がなくなってきたこともありますし、デジタル化できた作業を一つ一つ繋いでいけば、ゆくゆくはトータル管理までできるのではないかと考えています。
    もちろん耐火物の世界では、人間にしかできない判断や知見が存在するので、どんなにデジタル化が進んでも人が財産であることに変わりはありません。
    人間が必要な作業により集中できるよう、人を活かすためのデジタル化を目標にしています。

  • 休日の過ごし方・ご褒美は?

    アメリカ駐在中にキャンプデビューし、釣りなどのアウトドアを楽しんでいました。
    岡山に戻ってからもその楽しみは続けていて、自然豊かでキャンプしやすい環境を存分に味わっていますし、職場の皆さんもキャンプ・登山・スノボなど、アクティブに休みを謳歌する方が多い印象です。
    車があれば活動範囲が広がって便利ですが、職場も駅に近く免許を持っていなくても生活に支障はありません。
    岡山駅周辺にはシネコンやショッピングモールもありますし、友人と食事を楽しんだり、気の向くままにリフレッシュしています。

  • 1日のスケジュール

    • 出社、メールチェック
    • ラジオ体操
    • 朝会
      午前 資料作成or会議・打合せor技研作業、等々
    • 昼食休憩
      午後 資料作成or会議・打合せor現場確認、等々
      一日のまとめ
    • 退社
      ※製造現場からのトラブル連絡があれば随時現場へ行って現物確認