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TOP MESSAGE トップメッセージ
変化を成長の機会と捉え、
ビジョン2030の実現を目指す
当社グループは2024年5月に公表したビジョン2030のもと、グローバルな事業成長、成長分野への進出、サステナビリティへの対応を推進しています。当社グループを取り巻く事業環境が大きく変化する中、その変化を成長の機会と捉え、ビジョン2030の実現に向けた取り組みを着実に進めてまいります。
1. 事業環境の変化と第6次中期経営計画の進捗 第6次中期経営計画(2024~2026年度)の期間中、当社グループを取り巻く事業環境は、想定を上回るスピードで変化しています。耐火物事業では、国内鉄鋼業界における粗鋼生産量の減少に加え、海外市場における需要の低迷や競争環境の変化など、厳しい事業環境が続いています。一方、断熱材や先端機材事業では、成長分野を中心に需要回復の動きが顕著となっています。 このような環境のもと、当社グループは、M&Aやジョイントベンチャーによる海外事業基盤の拡充、国内外での高付加価値製品の拡販、需要構造の変化に対応した生産体制の構築、ファインセラミックスをはじめとする成長分野への投資を進めてきました。これらの取り組みにより、事業規模の拡大とグローバルな事業基盤の強化が進み、第6次中期経営計画で掲げた成長戦略は着実に前進しています。また、次の成長ステージを支える基盤も整いつつあります。
2. 成長基盤の構築 当社グループは、耐火物、断熱材、エンジニアリング、先端機材の4事業を柱として、事業領域の拡大とグループ連携の強化を図ってきました。 海外では、オランダのGouda社、ブラジルのReframax社、米国のDynamix社をグループに加えたほか、インドネシアでSRP社、イタリアではSDAM社を設立、また中国の品川和豊社では機能性耐火物の新工場を稼働させるなど、グローバルな事業基盤を拡充してきました。さらに、国内外に広がるグループネットワークを活かし、販売・技術開発・調達・生産などの各機能における連携を一層強化することで、グループシナジーの創出を推進しています。 国内では、赤穂工場の新プラント建設による西日本地区の不定形耐火物の生産集約化や、ファインセラミックス事業の成長を支える瀬戸内工場の稼働など、競争力の強化と成長に向けた投資を着実に進めています。 加えて、耐火物、断熱材、エンジニアリングの技術を組み合わせ、お客様の高温プロセスにおける熱効率の向上や省エネルギーに貢献する提案を進めています。また、リサイクル原料の活用を通じて資源循環を促進するとともに、コスト競争力の向上や原料ソースの多様化による調達基盤の強化にも取り組んでいます。こうした活動を通じて社会課題の解決に貢献するとともに、新たな事業機会の創出につなげ、持続的な成長を支える収益基盤の構築を進めています。
3. 当社グループの強み 当社グループの競争力の源泉は、「セラミックスで『最適』を実現する」というPURPOSEのもと、お客様が抱える課題に応じた最適なソリューションを提供できることにあります。これを支えているのは、長年にわたり蓄積してきた技術力や現場で得た知見、そして、それらを価値創出につなげる組織力です。 また、耐火物、断熱材、エンジニアリング、先端機材を組み合わせた複合的な価値提供も、当社グループならではの特長です。材料の供給にとどまらず、設計・施工・メンテナンス、さらには使用後のリサイクルまで一貫して対応することで、お客様の安定操業や生産性の向上、省エネルギー、環境負荷の低減に貢献しています。 今後も、国内外のグループ各社が持つ技術、製品、知見、人材を結集し、地域や事業領域を越えた連携をさらに強化することで、新たな価値創造と持続的な成長につなげてまいります。
4. 第7次中期経営計画とビジョン2030に向けて 現在策定を進めている第7次中期経営計画(2027~2030年度)は、ビジョン2030の達成に向けた重要なステージです。当社グループの変革と成長をさらに加速させる期間と位置付け、これまで構築してきたグローバルな事業基盤を活かして、世界各地域の需要を取り込み、より収益力と競争力の高い企業グループへと進化してまいります。 その実現に向けて、海外事業の拡大、国内収益基盤の安定化、断熱材・先端機材を中心とした成長分野の拡大、セラミックス技術を核とする複合的な価値提供を推進します。併せて、事業ポートフォリオの見直しと経営資源の重点配分を進め、収益性と資本効率の向上につなげてまいります。 また、これらの取り組みを着実に実行していくためには、人材と組織の力が不可欠です。経営戦略に沿った人材の育成と活躍機会の拡大、グループ内の知見や技術の共有、変化に柔軟かつ迅速に対応できる組織づくりを通じて、持続的な成長を支える経営基盤を強化してまいります。
5. ステークホルダーの皆さまへ 当社グループは、事業成長と社会課題への取り組みを表裏一体として追求し、持続可能な産業と社会の発展に貢献してまいります。また、ステークホルダーの皆さまとの対話を重視するとともに、収益力と資本効率の向上、株主還元の充実に取り組み、中長期的な企業価値の向上を目指してまいります。 皆さまのご期待に応えられる企業グループを目指して挑戦を続けてまいりますので、引き続き、ご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
代表取締役社長
藤原 弘之