COMPANY 企業情報

HISTORY OF COMPANY 当社の歩み

創業150年の歴史

当社の前身である品川白煉瓦株式会社の歩みは、明治8年(1875年)、熱気に包まれた日本の文明開化の時代に始まりました。創業者である西村勝三は、「瓦斯燈」に灯をともすためのガス発生炉に使用される耐火れんがを国産化すべく、民間企業としてはじめて耐火れんがの製造に挑みました。その背景には、お雇い外国人技師H.A.ブレグラン氏による良質の耐火粘土の発見という、時代を画する出来事がありました。

幾多の困難を乗り越え、輸入品と遜色ない品質の「堪火煉化石(耐火れんが)」の製造に成功。その後、大蔵省印刷局の硫酸製造試験窯用異形れんがや、硝子窯用耐火れんがへと用途を広げ、耐火れんがの国産化を着実に進めていきました。そして明治27年(1894年)、「シリカ耐火れんが(珪石れんが)」に対して特許証が下付されたことを契機に、鉄鋼用耐火れんがの製造へと事業領域を拡大していきます。

日露戦争終結後、鉄道の国有化やガス事業の発展、建築ブームの到来といった近代インフラ整備の進展を背景に、主力製品である耐火れんがに加え、建築用装飾れんがの製造にも注力しました。鉄道院中央停車場(現東京駅)の建築に用いられた赤色外装タイル、すなわち「東京駅の赤れんが」は、すべて品川白煉瓦株式会社が納入したものです。

国内では、世界最高水準の技術を誇る鉄鋼業界をはじめ、あらゆる産業分野からの高度化するニーズに応えるべく、技術開発に不断の努力を重ね、常に高品質な耐火物を提供し続けてきました。こうした歩みを通じて、品川白煉瓦株式会社は日本の耐火物産業界において、確かな存在感を有する企業としての地位を築いてきました。さらに、耐火物にとどまらず、ファインセラミックスや断熱材分野へと事業領域を拡大していきます。

海外では、平成9年(1997年)の中国進出を皮切りに、オーストラリア、アメリカに生産拠点を設立しました。永年にわたり培ってきた技術力を強みに、世界を市場とした企業規模の拡大を着実に進めています。

一方、JFE炉材株式会社の歩みは、昭和13年(1938年)、ろう石質耐火れんが製造を目的として操業を開始したことに端を発します。昭和19年(1944年)には川崎重工業株式会社の子会社となり、以後、川崎炉材株式会社として鉄鋼業向けを中心とした耐火物の製造販売に携わってきました。

平成14年(2002年)には、JFEホールディングス株式会社の発足に伴い、商号をJFE炉材株式会社へ変更。JFEグループの一員として、さらなる事業展開を図ってきました。

平成15年(2003年)には中国資本との合弁事業(JV)に参画し、中国における製鋼用耐火物の製造拠点として、安価かつ高品質な耐火物の供給体制の確立を推進し、これにより、鉄鋼業向け耐火物分野において、国内外で高い評価を受ける技術基盤を築きました。

鉄鋼業向けに培ってきた高品質な耐火物の製造技術に加え、高炉や熱風炉の超短期改修、製鉄所内の各種窯炉のメンテナンスなど、高度な築炉技術を併せ持つことがJFE炉材株式会社の強みであり、これら二つの技術を融合させることで、お客様の安定操業に貢献しました。

平成21年(2009年)10月、品川白煉瓦株式会社とJFE炉材株式会社は合併し、「品川リフラクトリーズ株式会社」が発足しました。本合併は、耐火物事業の拡大と営業基盤の強化を目的として実施し、鉄鋼業界をはじめとする需要先への安定供給体制の構築を図りました。

令和7年(2025年)10月、創業150周年という節目を迎え、社名を「品川リフラ株式会社」に変更しました。新社名には、耐火物事業を基軸に、断熱材、先端機材、エンジニアリングなどの分野で事業領域を広げ、セラミックスカンパニーとして更なる成長を目指す決意を込めています。

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